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2016年11月2日水曜日

Sirui 雲台K-40X購入評価しました。期待していたとおりの機能ですが、やはり重い!

Sirui 雲台K-40Xが入手(11月1日)できたので、購入時点での評価をまとめます。今後利用を重ねるうちにどのように評価が変化するか楽しみでもあります。
新しく買ったというよりは古くて調子が悪くなったベルボンのQHD-73との交換購入です。

QHD-73は普段はよく使っていました。最近になって、どんどん調子が悪くなってしまい、今は私が使う上でストレスが大きくなってしまったのです。その比較ということが中心になります。
利用するカメラはD750です。レンズはTAMRONの24-70mmとSigma180mmマクロと150-500(こちらはたまにしか利用しません。)が多いです。それ以外のレンズではもう少し軽い雲台を使用するから評価の対象にはなりません。
三脚はManfrottoの三脚を2台(MT190CXPRO3と055XPROB)のどちらかを利用します。(今回は055PROB)

評価

評価は今後継続して記入していきます。そのためにページの上部に記載しております。
まだ利用して2日目ですが、ほぼ満足しております。機能が増えているだけ、未だ操作に戸惑うことがありますが、これはだめだというのは見つかっていません。

望遠レンズ

望遠(Sigma APO 150-500mm)だけで評価しました。マクロ(180mm F2.8 EX DG OS HSM)よりは撮影条件が悪くなるからです。
今朝の撮影でテストすると一応満足です。
予め構図を決めてから固定しても全く動きません。
強風とまでは行かなくても少し風が当たっていましたが、画像の揺れは拡大してもありませんでした。
購入目的は一応クリアできたと思います。

ミサゴは獲物が小さいと片足で軽く持って移動しています。
フリクション機能確認です。仮固定の状態でカメラを自由に動かしての撮影です。

移動しても楽に追いかけることができました。
いよいよ明日からは望遠マクロでテストします。

 今年始めて庭に来てくれたジョウビタキです。
とっさに三脚から外して撮影です。

ついでにチョコ!
ジョウビタキは追いかけないですね。
(^^)

広角ズーム

広角ズーム(TAMRON SP 24-70mm F/2.8 Di VC USD)こちらでのテストは少し心配していました。レンズに三脚座がないのです。そのため今までもよく頭を下げてしまって苦労した経験があるのです。
コスモスの撮影
案の定フリクション機能はうまくいきましたが、望遠以上に強く締めなければ動きます。
これは少し練習してメモリを覚えなければだめだとわかりました。

ミツバチ発見です。
直ぐに三脚から取り外して撮影です。
以外にすんなり外せます。
ところが三脚に戻すときに手探りでやると上手く行きません。これ離れるしか無いと理解しました。
宇野港のコチヌ
新しいオブジェだそうです。
三脚との分離練習です。

慣れればなんとかなりそうです。
しかし、重い!
肩に担いで歩くと肩が痛くなるんです。
これは予想していた以上にきついですね。

クイックシューの取り付け方をずらすことで重心が平均化して使いやすくなりました。 

朝のカモメ良いですよ!

今までの状況


ベルボンのQHD-73は多分5年ほど使っていたと思います。その間、清掃もしなければ、かなり乱暴に扱っていたと思います。
最初の頃はあまり気になっていないので今よりは遥かに調子が良かっと思います。
最近になってから気になる問題は2つです。雲台としては致命的に思えます。
  • 仮固定がなかなかできない。仮に軽く締め付けておいてからカメラを動かして位置を決めるのですが、それができないんです。硬すぎたり、ゆるすぎたりしてイライラが募ります。
  • 仮固定が上手くいっても、本固定で強く締め付けるとカメラが動いてしまいます。特にマクロ撮影しているときに、私はAFが多いので致命的になります。

K40Xに決めた経緯

新しい雲台はK-30XかK40Xかに決めていました。半年くらい前から何気なく情報収集していたのです。決定した理由は以下のとおりです。
  1. ネットで見たら価格が安い割にSiruiの評価が良かった。
  2. 高価なものは不要と最初から決めていました。
  3. ボールを緩めた時のフリクション(動作の固さ)をメモリーする機能を装備している。
  4. 冬場は強風が多いのでできるだけしっかり固定できること。(風がないときの風景撮影は軽い三脚利用!)
  5. クイックシューがついていること。花に来た虫を撮影するときに急いで取り外したいためです。
ネットで質問して最終判断の決め手にしたことも事実です。
同時に地元のカメラ店や量販店に問い合わせもしました。K-30XかK-40Xどちらも現物を触ることができませんでした。実際に触ってから購入したかったですが無理だったのです。その時、K-40Xはあまり知名度がないのではと感じました。ブログの閲覧も参考にし、最後は自分自身でK-40Xに決めたのです。
150-500を利用する可能性がある以上は大きい方がしっかり固定できると判断したのです。

フリクションの機能を採用した理由もここで整理しておきます。
  1. 仮固定から本固定に移るときにできるだけ位置ズレを生じない。AF撮影が多い私には必要です。
  2. 仮固定の状態(調整が必要なことは理解)のままで野鳥の撮影ができること。いままで野鳥だけ撮影する目的ではビデオ雲台を利用しています。
  3. 仮固定の状態で双眼鏡の固定観察ができること。新たに購入した双眼鏡を固定して観察したい時がある。
この機種は予想以上に重いので長い距離の持ち歩きは不可能です。重さは覚悟できたのですが、K-40Xは実際に利用されている方が少なく、その点はとても気になっています。

全般

全般的にメリットとデメリットをランダムに記載しています。この項目は気になる点を列記しますので他の項目と重複するかも知れません。

  • 仮固定から本固定での位置ズレは殆ど感じません。これは嬉しい。
  • 重い!重量は事前に確認していたが、持ってみると流石に重い。三脚に取り付けるとため息が出ました。(^^)
  • フリクション機能を利用しているときには、ボール締め付けツマミが最初は重く感じます。なれるしか無いかも知れません。
  • クイックシューの取り付けが面倒です。(取り外しはロックの解除を含めて楽です。)外した時の状態でセットするときに条件が違うのです。これはロックの機能の関係で仕方がないことなのかもしれませんが、暗闇での取り付けを考えると常にロック機能が働くほうが良かったです。これも操作になれるだけしか方法はないですね。
  • クイックシューとカメラやレンズを取り付けるときの締め付けはコインがないと難しい。手での締め付けでは力不足です。
  • 回転がとてもスムーズ:これは最初に水平レベルを確保しておくととても便利ですね。購入してから気がついた点です。
  • 本固定が楽です。予想していたよりも遥かに軽く回して本固定ができます。
  • 本固定したらほとんど動かない。これは実際に強風の中で三脚との総合評価しか方法がない。

フリクションの操作

フリクション機能は予想以上に簡単に扱えます。同時にとても気に入っています。今のところ悪い点は気が付きません。

  • 仮固定の仕方はマニュアルのとおりに簡単にできました。カメラやレンズの種類で、調整することも必要なんでしょうね。
  • 仮固定の状態で水平と構図の確認がとても楽です。ほとんどストレスを感じません。
  • 仮固定の状態で、本固定しなくてもかなりの状況で撮影できます。野鳥撮影もビデオ雲台ほどではないですが可能です。

K-40Xの資料と撮影風景

最初なので関係する写真と資料を掲示しておきます。
望遠レンズをセットした状態です。

大きな雲台でしょう!重いんです。

ベルボンのQHD-73と並べてみました。

 ツマミは大きいのですが、うっかりするときつく感じる時があります。

 赤いのは滑り止めですが、今のところ利用するつもりは有りません。

 左に見えるレベルは見えないです。

 感心したのは日本語の説明資料です。

ひと通り見たら多分二度と故障でもしない限り見ないです。


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